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人を知る

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社内外の人と力を合わせて
「語れる製品」を作り続けたい。

インターンシップに参加した際、社内の雰囲気の良さを肌で感じ、「こんな人たちとともに働きたい」と入社を決意。社内外の仕事仲間一人ひとり、そしてプロダクトの一つひとつに愛情を注ぎながらものづくりに打ち込む三尾の情熱の源に迫る。

愛のある人

Mitsuo Nozomi

機械設計職

幼い頃からものづくりが好きで、とりわけ立体の造形物に没頭。大学時代はプロダクトデザインを学ぶかたわら、劇団で舞台美術を手掛け、「ものとものが組み合わさって空間がつくられることに惹かれた」と振り返る。2018年新卒入社。

Question.01

現在の仕事とミッションを
教えてください

イトーキには関西工場(滋賀)、関東工場(千葉)、京橋(東京)の3つの設計開発拠点があり、私は京橋で「外作(がいさく)製品」と呼ばれる外部サプライヤーで製造するプロダクトの設計を担当しています。設計というと、四六時中CADに張り付いているようなイメージを持たれがちですが、この部署では少し違います。外部サプライヤーと密にやり取りをしながら、お互いの意見を擦り合わせてプロジェクトの着地点を決めていく。円滑なコミュニケーションをとったり、チームメンバーの進捗管理をしたりといった、マネジメントに近いスキルも求められます。新製品の目標原価率の達成と、納期を厳守することが部署のミッションです。

最近担当したのは、医療現場向けのカート兼デスク「メディワークカート-S」です。以前からあった製品ですが、近年の男性看護師の増加を受け、背の高い方にも使いやすい仕様にリニューアルすることとなりました。ここでのミッションは、機能を拡充しつつ、販売価格は変えないこと。考えうる選択肢を洗い出して、QCD(Quality=品質、Cost=費用、Delivery=納期)のバランスを考慮しながら最善の方法を検討しました。お客様を思いながら、チームメンバーと何度もアイデアを出し合い、着地点を探る日々です。部品をコストダウンすることでミッションをクリアし、その初回生産に立ち会ったときは感無量でした。試行錯誤した製品が組み立てられ、形になっていく様子を目にすると、もう我が子のように愛おしくて。思わず製品を撫でながら「いってらっしゃい」と声を掛けてしまったほどです。

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Question.02

この仕事で大切にしていることは何ですか?

関わるみなさんへのリスペクトと感謝です。ものづくりには多くの工程があり、企画から製造、納品に至るまで、バトンリレーのようにいろいろな人の手を受け渡しながら進んでいきます。特に外作製品となると、サプライヤーさんの先にも金型業者、樹脂メーカーなどいくつもの会社がある。すべての工程、すべての人たちの仕事があって、やっと一個の製品が成り立っているのです。特にそれを実感するのは、工場の製造現場を見に行ったとき。まだ塗装もされていない板金や、組み立て前の部品などを目にすると、「一つ一つこういう段階を踏んで作ってくださっているんだ」と、感謝の気持ちでいっぱいになります。

だからこそ常にコミュニケーションを大切にし、関係者のモチベーションを高められる存在でありたい。「三尾さんと一緒にこの製品に携われてよかった」「あなたが設計を担当したものなら力を尽くしたい」と思っていただけたら嬉しいし、それによってパフォーマンスが発揮されれば、高い品質をお客様のもとにお届けすることにもつながると思っています。

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Question.03

これからのビジョン・夢について教えてください

仕事に真摯に向き合い、試行錯誤しながら形にした製品は、何年経ってもその時のストーリーを語ることができます。ものづくりにおいて、それはすごく大切なことではないでしょうか。先ほどの「メディワークカート-S」もそうですし、先輩たちの姿を見ていてもそう思います。完成した製品を前に「開発の過程でこんなことがあってね」と語ってくださる様子は、とても生き生きとして魅力的です。私自身もそういう人であり続けたい。妥協せずに検証した上で、こういう選択をしたから、この形になった──。そんなふうに胸をはって語れる製品を、もっともっと増やしていきたいと思います。

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※所属部署・役職は取材当時のものとなります